
発電方式:シングルフラッシュ方式
設備容量:7,499キロワット
地熱エネルギー活用策を地域で考える
また、市へのIターン者が温泉からの熱エネルギーを利用し、馬ふんを発酵させ、堆肥を生産する起業にも成功しました。馬ふんは、地熱エネルギーを利用して堆肥化し、マッシュルームの菌床に活用しています。更に、マッシュルームの収穫を終えた菌床も牧草の肥料に用いることで、持続可能な循環型ビジネスモデルを形成しています。
さらに高齢化や施設老朽化で未活用となっていた熱水利用ハウスをIoT次世代施設園芸ハウスに転換拡大し、バジルやイチゴの栽培を通じて持続かつ発展的に農業経営ができる人材を呼び込み、地元の雇用拡大につなげる新たな農業への取り組みを開始しました。
地熱を地域のまちづくりに活かすため、市が2016年度に策定した「八幡平市地熱を活かしたまちづくりビジョン」に基づき、地熱資源活用に主体的に関わる市民や事業者とともに、地熱エネルギーの活用策を具体的に展開することで、市民及び地域を担う子供たちの地熱発電への理解促進を図っています。