大分県九重町

地熱発電所が温泉郷の新たな名所に

八丁原発電所の見学ツアー
八丁原発電所の見学ツアー

地熱による発電量全国1位の大分県においても、特に大きな発電量を誇るのが九重町です。日本最大の八丁原発電所をはじめ、滝上発電所、大岳発電所、菅原バイナリー発電所等の地熱発電所を擁しています。

まさに、「地熱発電の町」といえる九重町ですが、古くから温泉郷としても知られています。地熱発電による温泉への影響に関しては、電力会社が地域の代表者の方々の立ち会いの下でモニタリングを行い、湯量や湯質の変化の測定を実施。特に大気環境に関しては、約30年間にわたる試験により住民の理解を得ることで、地元との良好な関係を築いてきました。

現在、地熱資源は観光や農業にも役立てられており、発電所の配湯は温泉の給湯や暖房、ハウス栽培にも利用されています。ご当地名物料理の「極楽温鶏」も、地下から吹きあがる蒸気で鳥を蒸したものです。

さらに、地熱発電の仕組みを学べる八丁原発電所の展示館は、年間約5万人が訪れる観光スポットになっています。

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